病気ネットナビ

椎間板ヘルニアの症状や治療法、手術法などについて詳しく掲載しています。

椎間板ヘルニアについて

椎間板は背骨にあり、衝撃などを受けたさいにクッションの役割をはたしている軟骨です。椎間板ヘルニアとはその椎間板が背骨にかかったダメージを受けて飛び出すことをいい、飛び出した椎間板は神経を圧迫し、腰から足へ激痛が走ります。腰の中には神経の太い束が走っていて、神経が押されると筋肉が麻痺してきて、足に力が入らないとか、うまく歩けないという症状が出てきます。椎間板が圧迫する神経の位置で痛む場所が変わってきます。椎間板ヘルニアはまず薬やブロック注射などで痛みをとる保存療法で治療し、6割から7割の方がこの保存療法で改善します。

手術方法

ラヴ法
背中を5〜7センチ切開し、大きく骨を削りヘルニア部分を切り取ります。通常2週間以上の入院を必要とします。
内視鏡
約2センチぐらい切開して内視鏡を挿入して、骨の隙間から拡大モニターで患部を映しヘルニアを切り取る手術です。通常2〜5日間入院をします。内視鏡出術はラブ法に比べ皮膚の切開や筋肉を切る量が少ないため体への負担がかるくなります。内視鏡の手術費用は入院日数などによっても違ってきますが、60〜100万円ぐらいが相場です。実際は保険が適用されるので、その3割が自己負担となります。 保険会社の医療保険や高額療養制度を利用することにより数万円から10万円程度の自己負担で済むケースが多いです。

レーザー手術(PLDD)

ヘルニアを発症した椎間板は無理な圧力が加わってふくらんだ状態と同じになっています。PLDDは、ふくらんだ椎間板の中に針をとうし、レーザーで中心部を焼き空洞をつくります。するとその空洞をうめるために椎間板の突出していた部分が引っ込むため神経を圧迫しなくなります。CTスキャンなどで確認をしながらレーザー照射をおこなうため、安全性も高く、体への負担も少ない手術方法です。手術時間は1時間程度で当日に退院できます。手術費用は15万〜20万円ですが、現在のところ保険適用外のため全額自己負担となります。

椎間板ヘルニア予防体操

椎間板ヘルニアは腰の部分の背骨にかかる負担が原因です。それを支える腹筋や背筋を鍛えることで予防をすることができます。背骨になるべく負担をかけずに、腹筋と背筋を鍛えることで椎間板への負担は劇的に減ります。
仰向けに寝て両膝を立てます。立てた膝に手がつくように体を少し上げ数秒間停止して元の状態に戻します。これを10〜20回繰り返します。
うつ伏せに寝て両腕を耳の横近くにもっていきます。右手と左足を宙にうかせて数秒間キープし元の状態に戻します。左手と右足を宙に浮かせて数秒間キープし元の状態に戻します。これを10〜20回繰り返します。

骨盤矯正で椎間板ヘルニアを改善するDVD

手術を受けたけれども、痛みが取れない、また再発してしまった方のために、いずみ整体施術室の川俣 泉さんが「骨盤矯正による椎間板ヘルニア改善」のDVDを発売しました。

【川俣式整体】 椎間板ヘルニア改善法