病気ネットナビ

卵巣がんの症状や治療方法などについて説明しています

卵巣がん

卵巣は子宮の左右にひとつずつあり、一方は子宮に、もう一方は骨盤につながれています。卵巣の形はよくアーモンドにたとえられますが、サイズはほぼ親指大といったところです。卵巣には良性・悪性を含めてさまざまな腫瘍ができ、どこに発生したかにより、腫瘍の性質が異なります。それが、卵巣がんの早期発見、診断を難しくしている理由にもなっています。

日本での1年間の患者発生数は約6000人ぐらいとされていますが、年々増加し厚生労働省の統計では、過去25年間にほぼ3倍になっています。卵巣がんは40歳ごろから急増し、そのピークは70代となります。しかし、わずかながら10代でも発症しており、若いからといって安心できないことがわかります。

卵巣がんは妊娠、出産との関係が深いといわれています。卵巣は女性ホルモンの分泌の中心的な臓器ですから、当然といえますが、多くの研究の結果、出産回数が多くなるほど卵巣がんにかかりにくくて、出産経験をしない人や不妊に女性は卵巣がんにかかる率が高いとのデータがあります。

卵巣がんの治療

治療の中心となるのは手術で、切除する範囲は進行度によって異なります。一般に、がんが卵巣の片側もしくは両側だけにとどまっている場合でも、両側の卵巣と卵管、子宮全部の摘出がおこなわれることが多いようです。腹膜やリンパ節などへの転移がうたがわれるときはそれらも切除します。卵巣がんの初期状態では5年生存率が90%程度という報告もあり、早期発見が何より重要になります。