人間ドック
人間ドックとは、病気の予防、早期発見、早期治療、健康維持の目的で行う精密な健康診断のことで、 現在健康であり、体の不調や病気の自覚症状がない人が対象になります。健康な人が定期的に検査を受けることで、自分の健康状態を知り、病気の予防、早期発見に役立てることが人間ドックの目的です。したがって、現在なんらかの体調不良や健康上の問題をかかえている人は人間ドックではなく、病院での受診をすることになります。
人間ドックや健康診断は、一定の年齢になると自治体などから健診の案内が届くようになります。 健診は、日帰の一日ドックと短期入院の二日ドックがあります。現在では、脳ドック、肺がんドック、 動脈硬化ドックなど、専門的な症状を健診するドックも増えてきました。どんな検査を人間ドックで行うかは、検査機関によって多少の違いがあります。
主要な臓器の代表的な病気、特に命に関わる病気の発見を中心に行われ、一般診察、身体測定、呼吸機能検査、循環機能検査、消化器検査、心電図、X線検査、エコー検査、肝機能検査、腎機能検査、血液検査、婦人科検査などが主な項目となります。
人間ドックで発見される病気は、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、肺がん、肺結核、胃がん、十二指腸潰瘍、たんのう炎、胆石、脂肪肝、動脈硬化症、高脂血症、糖尿病、腎肝疾患、肝炎、リウマチ、大腸がん、前立腺がん、子宮がん、卵巣がん、乳がんなどがあります。
人間ドックの料金
人間ドックの費用は、日帰り、短期入院、オプション検査の内容、健診機関や地域によって大きな違いがあります。半日ドックでは2〜5万円、一日ドックでは5〜10万円が相場となっています。 また、自治体の補助や会社の一部負担制度などもあるので人間ドックを受診される方は自治体や会社に 問い合わせをして下さい。このように人間ドックは、現在の健康状態を知り、これからの日常生活のあり方を自覚するために必要な健診です。
がんや生活習慣病は初期の状態では自覚症状がないものが多く、気づいたときにはだいぶ進行している場合があります。定期的に全身を精密検査しすることで、病気の兆候を早期に発見することができ、自分の健康を見直すことができます。また、医師との定期的な面談は、健康状態の確認と維持に役立ちます。検査結果は、ファイルなどにして保存しておくようにします。現在の状態と過去のデータを比べることで経年変化がわかり、体調の変化や問題点などが見つけやすくなります。
人間ドックの目的は病気の早期発見なのですから、検査結果で再検査などの必要性ありと判断された場合は、面倒だと思わずに専門の病院で検査をして下さい。 病気の因子を見つけ、早期治療をすることは、その後の健康維持と生活改善に役立ちます。