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痛風の原因〜症状、予防、治療法について説明しています

痛風について

今は食事で不自由するということがなくなった時代です。何でも好きなものを手に入れることができるようになり、食生活では特に脂分の多いものを摂るようになりました。ここから痛風を発症する人というのが増える結果となります。痛風は贅沢病とも言われている病気で、栄養価が高く、高カロリーの食生活を続けることが原因とされます。痛風の主な原因はプリン体が増えることです。プリン体はカロリーの高い食材に含まれていますから、ここから贅沢病と言われるようになったのです。プリン体が体内に増えると、尿酸値が高くなります。血液中に含まれている尿酸が多いと、関節痛が引き起こされます。痛風の症状は関節に現れるのです。 風が痛いと書きますが、名前の通り風が吹いても痛みが出るほどの重い症状です。 痛風を発症している人の数は、高血圧や糖尿病ほど多くはありません。共通していることは、一度発症すると完治できないということです。遺伝的に痛風になりやすい人というのもいます。気をつける点は食事です。食生活は栄養価を考え、高カロリーにならないようにすることで、痛風対策ができます。肥満対策もでき、病気にならない体作りができるのです。 関節部分に尿酸が溜まってくると、痛風となります。予防が一番大切ですから、定期検診を受けるようにしてください。

痛風と生活習慣病

痛風は血液中の尿酸値が上がることで引き起こされる病気です。この高尿酸血症は生活習慣病の一種とされています。生活習慣病とは、生活習慣で作られる病気です。そのため自分の生活管理のできない人が発症する病気と言い変えることができます。自分の好きなものしか食べずに、不規則な生活を続けている人などは特に生活習慣病になります。そして毎日の積み重ねで作られた悪病ですから、治療することはできても、完治することはできません。 症状を抑えることしかできなくなりますから、毎日健康に気をつけた生活が重要です。痛風も同じです。尿酸値を下げることができたとしても、痛風を完全になくすことは難しく、悪化することもある病気です。すぐに痛風と気がついて治療を始めると、それ以上ひどくなることを防げます。痛風をただの関節痛と思い放置しておくと、痛みの出るサイクルが短くなってきます。最初は数ヶ月後に痛みが出ていたものが、だんだん週間単位になり、数日単位になってきます。ここで病院に行っても、痛風はかなり悪化しているでしょう。 悪化すると、痛風腎や尿路結石などの腎臓病に進行します。腎不全という最も重い病気になると、死ぬ危険性が高まります。これまでの日本では、痛風から来る合併症のトップは腎不全だったのです。これは万が一助かったとしても人工透析が必要な病気で、長期のつらい治療が待っていることになります。

痛風の原因 プリン体

痛風の原因はプリン体と言われています。このプリン体は、食事から作られることはもちろんですが、自然に体で作られる物質のため注意が必要です。プリン体が増えると、尿酸に変化します。尿酸がそのまま排出されなくなると、それが関節に溜まり痛風になります。 特にプリン体は自然に作られますから、尿酸の排出を促すことが重要になります。プリン体が多い食事を摂らなくても作られる物質だからと、何も対策をしないのではますます尿酸値が上がります。やはり食事でプリン体の多いものを食べないようにすることが、痛風対策には大切になってくるでしょう。プリン体を増やさないことと同時に、尿酸を排出させる力を大きくすることがポイントです。痛風は血液の状態が関係している病気ですから、血液の中の物質を健康的にしなくてはいけません。それには、いきなり血液中の状態を悪くしてしまう、アルコールの過剰摂取は控えましょう。ストレスは毒素を増やす結果になります。尿酸値に影響する食事だけではなく、尿酸を増やすようなストレスも溜めない必要があるのです。運動も含まれます。運動は血液の流れをスムーズにして、尿酸の働きを正常にします。すべて生活習慣で作られているというのが分かります。痛風対策には、食事、運動、睡眠とすべて大切な要素です。

痛風対策・食事

痛風対策に適しているのは、健康的な生活です。運動をし、食事は特にプリン体を摂取しないことでしょう。健康のためには、肉類よりも魚貝類を多く摂ったほうがいいという認識があります。痛風の食事療法では、魚介類の摂取に注意をしてください。魚介類にはプリン体が多く含まれているために、量を控える必要があります。肉類では特にプリン体が多いとされているのが、レバーです。適量にして、多く摂りすぎないようにしてください。プリン体はどんな食品にも含まれています。多く含まれている食品を摂りすぎないという点に気をつけるだけでも、痛風対策としては有効です。 あまり神経質に考えても長く続けることができず、ストレスが溜まります。特別親類の中に痛風の人がいるのでない限りは、摂取量の多さだけを気にするようにしてください。 野菜や白米には比較的プリン体が少ないのですが、やはり摂りすぎは禁物です。白米は脂肪分を増やすことにもなり、痛風は予防できても肥満になる恐れがあります。痛風に大敵のプリン体は大豆製品に多く含まれています。大豆は健康食品として優良ですが、痛風にとっては害となるのです。何事も適量を心がけるようにすると、痛風に限らず病気対策ができます。 口に入れるものには、責任を持って取り組むようにしてください。

痛風のプリン体と尿酸の関係

痛風の原因となる物質はプリン体です。プリン体が増えることで、尿酸値が上がります。 便秘になる時には便が溜まった状態です。出ていくはずのものが溜まっているのです。これが痛風になると、その便と同じ役目が尿酸となります。正常な尿酸値というのは、排出されるべき尿酸がきちんと排出されている状態です。尿酸が溜まりすぎると高尿酸となるのです。 そして尿酸はプリン体から作られます。プリン体と尿酸は同じものではありません。 ではプリン体が多くなるのはなぜでしょうか。そして何から作られるのでしょう。 恐ろしいことに、プリン体はすべての食品に含まれています。プリン体は細胞の中に必ず含まれているからです。食品には植物細胞からできている植物性食品と、動物細胞からできている動物性食品があります。細胞がある以上すべてプリン体が存在します。そのため細胞からできている人間の体でも、このプリン体が作られていることになります。 痛風予防をする時にはこのことを覚えておく必要があります。痛風を食事で予防する時には、プリン体の少ない食品を摂るようにするしかありません。かわいらしい名前のプリン体ですが、必要以上に体内にあると痛風の原因となります。人間のDNAにあるのがプリン体で、大きさはとても小さなものです。