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子宮がんの症状や治療方法などについて説明しています

子宮がん

子宮には頸部と体部があり,子宮頸部の先端は腟のいちばん奥の中央のところに突出していて、子宮腟部と呼ばれています。子宮腟部の中央には頸管が開口しており外子宮口と呼ばれています。子宮がんには子宮頸部に発生する子宮頸がんと、子宮体部に発生する子宮体がんとがあります。

子宮体がんの発症のピークは閉経後ですが、子宮頸がんの場合、上皮内がんのピークは30歳前後です。子宮頸がんになっても早く発見すれば、子宮を残す治療法が可能ですが、若いからといって子宮がんに対して無関心だと、早期発見、早期治療のタイミングを逃してしますことになります。

子宮がん検診

子宮癌は、早期では無症状のことも多いが、不正性器出血や性交時出血、普段と違うおりものなどで気づくこともあります。進行すると、下腹部痛、排尿困難、排便困難などの症状があらわれます。
子宮がん検診でおこなわれる擦過細胞診とは、子宮頚部の粘膜を綿棒やブラシ、へらなどの専用器具でさっとこすりとって調べるものです。その中の細胞を顕微鏡で調べてがんの可能性を5段階で判定するのですが、クラスV以上が要検査となります。

頸癌の進行期は、頸部の上皮内のみにとどまっている0期から、W期に分類されている。治療は進行度によって、外科療法、放射線療法、化学療法を単独または併用しておこなわれ、将来の出産を希望するかなども考慮されます。体がんも進行期によって、0〜W期に分類されている。治療は、すべての病期で単純および広汎子宮全摘出術が主体ですが、進行度によっては放射線療法や化学療法が併用されます。